支部長雑感

笑顔(続き)

2018年02月22日

山内文孝前支部長(以下、支部長とします)がよくおっしゃっておられたことがあります。
「俺は、街に行きたくないんだよ」
理由をお尋ねすると、
「下通なんか歩いていると、世の中の不幸を一身に背負っているような顔で歩いている人がいっぱいいるんだよ」
「その想念を受けてしまい、俺まで苦しくなっていくんだよ」
(下通というのは熊本市の大きなアーケード街です。上通や新市街と合わせて、多くの人が行き交うところです)

私は、支部長のご性格から、都会暮らしを敬遠されて、そのようなことを話されておられるのではと解釈しておりました。
その後、支部長のお話が頭に残っているうちに、私も下通を歩く機会がありました。多くの歩行者がアーケードを歩いていました。私は、すれ違うその人達の顔を観察しました。すると、なるほど、支部長のおっしゃる「世の中の不幸を一身に背負ったような顔」をされた人が多く歩いておられました。
つまり、たとえば非常に暗い表情で、あるいは眉をひそめた表情で、もしくは視線を真下に落として、まるで失くした幸福を探しているような顔などなど。

この比喩は、その人達本人のお気持ちではなく、そのように見えると言うだけです。
しかし、それらの表情の方々を見た人の中には、支部長のように、その負の想念を受けてしまい、苦しさや暗さを覚えてしまう人も多いのではないでしょうか。

やはり、前回お話したように、まずは努めて自ら笑顔を作ることから始めることが肝要ではないでしょうか。
人に与える印象が、笑顔と暗い顔では天と地の差があると思います。否、自分に返ってくる喜びや幸せが全然違います。100対0な程です。

繰り返しになりますが、笑顔が人に与える力は大きいものがあると思います。
それは、才能も財力も年齢も性別も関係ありません。必要なのは、自然に笑顔を作ることができるよう「気持ちを養う」ことだけだと思います。

押忍

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