支部長雑感

バカ正直もほどほどに

2019年08月20日

日本の夏の暑さは、近年危険なレベルまで上昇していると言われています。したがって、稽古中の水分補給、休憩には特に気を遣っております。
私が芦原会館に入門した1980年代は、まだこれほどの暑さではなかったと思います。
まあ、それでも昔から日本の夏は暑かったですね。

現在、芦原会館熊本支部は、熊本市立中学校の武道場を使っております。
2000年から2012年まで専用道場を使用していましたが、その後、縁があって熊本支部設立当時の武道場に戻ってきました。

夏の稽古の思い出です。
熊本支部の設立は1986年、山内文孝前支部長(以下、支部長とします)32歳の時であられました。
以前もお話しましたように、私はその翌年、24歳で入門しました。
支部長始め道場生も皆若く、それほど健康や体調面に気をつけて稽古する必要もなかったと思います。稽古量もかなり多かったと思います。
なので夏の稽古は汗びっしょりになります。私も他の道場生たちも相当汗をかきました。
しかし、当時稽古中に給水の観念がなく、支部長を含め誰も水分補給のための水筒など持ってきていませんでした。

私は、その日その日の稽古の充実度を、汗で測っておりました。汗の量ではありません。汗びっしょりになるのは当たり前でして、そうではなく稽古の後半になると汗が出てこなくなるのです。
稽古の後半、汗が出なくなってきたら、
「よしよし、今日もいい稽古が出来たぞ」
と判断していました。
今思うとゾッとする話ですね。

前述の通り、だれも道場に水筒等を持って来ていません。
もちろん支部長も稽古の途中、水を飲まれたりしませんでした。
私は、空手に関して全くの素人で入門しましたので、空手道場とはそういうものだと思っていました。入門当初は、相当喉が渇いてつらい思いをしましたが、日数が立ち、慣れてきてからはそのような思いもしなくなりました。

こんな状況でしたので、私は、他の道場生も水を欲しない、又は平気なのだろうと思っておりました。

……
数年前、仲の良い後輩と食事をしていて、昔の稽古の話になりました。
「あの頃、みんな、稽古中に水なんか飲んでなかったなあ。今とは時代が違うよなあ」
「違いますよ。先輩だけですよ、稽古のとき水を飲まなかったのは。
みんな、支部長に隠れて洗面所で水飲んでましたよ!(笑い)」
「えぇー、そうなの~?(目が点)」

バカ正直もほどほどに、のお話でした。

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