支部長雑感

ミネルバの梟は黄昏に飛び立つ

2021年01月25日

どんな分野でも行動が先であり、理屈は後から付いてくるものです。
空手においても、とにかく稽古を続けることで分かってくることが多いと思います。
したがって、指導者が自身の長年の稽古を通じて得た理屈や理論を、道場において初学者や後進に教えても、それほどの理解はしてもらえないと思います。


稽古を続けると、
身体が動きを覚える。
身体が自在に動くようになる。
身体が自然に動くようになる。
身体が意識なしに動くようになる。

相対的には、
相手への恐怖が消える。
相手が誰であろうが構わなくなる。
相手が見えなくなる。
相手がいなくなる。

とどのつまりは
「明鏡止水」
に至ります。

そして、その段階になると、理屈はその人にとって自明のものであり、他人にはそれが理解できないレベルのものになっていると思います。

でも、それで良いのです。
その獲得した理論を、悦に入って一人で眺めれば良いくらいなものではないでしょうか。
しかし、その理論というものは、おそろしく価値のあるものに違いありません。

押忍

2018年07月17日

「他力」のほんとうの意味

2018年07月16日

自力、他力

2018年06月21日

捨ててしまえ

2018年05月17日

日本の空手

2018年05月07日

吉見先生の三等人生

2018年04月02日

ソングライター

2018年03月27日

第10回記念大会

2018年03月07日

武道的歩き方

2018年02月22日

笑顔(続き)

2018年01月24日

鴨居に頭をぶつける

前の10件<< >>次の10件