支部長雑感

にっこりくん

2014年07月10日

大分県別府市に「杉乃井ホテル」と言うホテルがあります。ご存知の方も多いでしょう。1944年創業だそうです。

さて、このホテルは、私の母が大分出身ということで、物心つく前からよく行っていました。とても広く大きく、子供にとっては、よい遊び場所でした。私のことです、例のごとくホテル内で迷子になった記憶が鮮明に残っております。

さて、私が家庭を持った後のことです。家族旅行によく杉乃井ホテルを利用しました。妻と子供3人の5人で、毎年1回は行きました。
毎年行くので、物心ついた子供たちもホテルの内部がいろいろ分かってきます。
このホテルは、ビュッフェスタイルのレストランが有名です。

毎年そのレストランに行くと、必ずそこで働いている一人のホテルマンがおられました。その方は、いつもニコニコされていました。
子供たちが先にその方のことを気に留めるようになりました。そして、子供らは、その方のことを勝手に「にっこりくん」と名付けました。
背が高く、髪をオールバックにしておられました。
私が見ても、非常に感じの良い方でした。

子供らの会話:
「にっこりくん、あっちにいたよ!」
「ほら、にっこりくんがこっちに来るよ!」
「にっこりくんがレジを打っているよ!」などなど。

このようなことが毎年続きました。
そして、数年後、再び杉乃井ホテルに泊まりに行ったとき、
私は子供らに、「そんなに、にっこりくんが気に入っているなら、お父さんが声を掛けてやるよ」と言いました。

くだんのレストランです。
忙しく働いておられる「にっこりくん」に、私は声を掛けました。
子供らは固唾をのんで見守っています。

声を掛けると、やはり笑顔で快く応対してくださいました。
私は自らの名前や身分を名乗り、毎年家族でここに来ていること、子供らがあなたをとても気に入っていること、失礼ながらあなたのことを「にっこりくん」と名付けて呼んでいたこと、そこで声を掛けさせていただいたこと等話しました。
そして、その方のお名前を聞かせて頂きました(Mさんといいます)。
家族全員に握手をして頂き、一緒に記念写真を撮らせていただきました。

旅行後、Mさんに手紙を書き、その時撮った写真とお礼を書きました。
その後、間もなくMさんから丁重なお返事を頂きました。声を掛けてもらったことをとても喜んでくださった内容のお返事でした。
私もMさんから手紙を頂き嬉しかったです。

以上が、表題の「にっこりくん」のお話です。


今回のお話で何が言いたいのかと申しますと、私は常々、人に笑顔を向けることのできる人は、人間的実力のある人だと思っております。

と言うのも、いつも何時も笑顔で人に接するというのは、そんなに簡単なものではないと思うからです。
辛いとき、悲しいとき、不機嫌なとき等々、そのような時に、自分の感情を自身の傍らに置き、笑顔で目の前の人と会うことのできる人は、人として大したものだと思います。

私もそのように、いつも笑顔で人に接することのできる人間になりたいと思っております。

……
本日7月10日は、山内文孝前支部長の祥月命日です。
早いもので三回忌になります。
私の夢に出てこられる支部長は、いつも笑顔なのです。

押忍

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