支部長雑感

M君

2016年04月13日

私は、中学・高校ともに学生寮に入っておりました。
そして、高校2年の時、同級生のM君と寮の自習室が一緒になりました。

M君は空手をやっていました。
そして、彼の口癖は「大学に入ったら、○○流空手をやるんだ」でした。
彼の机の中には、空手関係の本やコミック「空手バカ一代」がずらりと並んでいました。

M君とは仲が良かったものですから、いろいろ空手や武道の話を聞きました。当時の私は、非常に華奢でひ弱でした。しかし、強いものへの憧れは、弱い自分への反動でしょう、かなりありました。
なので、彼との会話はとても楽しいものでした。

ある日、M君と一緒に学校のトレーニング室でウェイトトレーニングをしました。
私がベンチプレスで30キロのバーベルを、腕をプルプルいわせながら挙げていると「そんな軽い重量になんてざまだ!」とM君は言いました。そして、片手でそのバーベルを掴み、軽々と何度も頭上に差し挙げました。
彼の体格といったら…肩幅は私の倍ほどありました(まるで畳でした)。二の腕は私のふくらはぎほどもありました。
次に、組手の真似ごとをすると、彼のミドルキックで私は何メートルも吹っ飛びました。

そのようなことが続くうちに、徐々に空手に関して興味がでてきました。
そして、寮の自習時間になると、真面目に勉強しているM君のところに行き、度々「『空手バカ一代』、貸して!」と頼み、勉強しているふりをして、それを真剣に読んでいました(見ていたのは先代館長の出ている巻ばかりでした)。


色々経験する人生の出来事…
そのうちの何がその後の人生に影響するか、誰も分かりません。

10代後半、空手に何の興味もなかった若者が、空手好きの友人に影響され空手を始め、それが50歳半ばに至る今に続いていることなど、人生の不思議さを感じないわけにはいきません。

M君とは現在まったく会うことはありませんが、空手との出会いを作ってくれたことに、今でもとても感謝しております。

押忍

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