2020年09月14日
本日は護身のお話です。
通常、男女の体格差にはかなりのものがあります。したがって、女性は生半可な護身術では男性に敵いません。男性でも相手より体格的に劣る場合やご高齢の方など、それは言えるかもしれません。
また、襲う人間の精神状態と襲われる側のそれとでは大きな差があります。
以前お話したように、護身術の最良のものは「危ないところに行かない」、「逃げる」、「助けを求める」だと思います。
今回は、それでもかなわない状況になった場合の対処法となります。
では、体格差のある女性や体力気力に自信のない男性はどうしたら我が身を守れるのでしょうか。
提案ですが、ボールペン等を使うのはどうでしょうか。
普段誰でも携帯しており、もちろん持っていても法律に抵触しません。
ペンは、プラスチック製でもある程度の強度があります。
女性でもすぐに取り出せるところにペンはあるのではないでしょうか。
……
さて、ペンを使った我が身の守り方です。
襲う側の人間は接近してきます。
不用意に接近することは武道的には全くダメなことなのですが、人を襲うような人間は普段、武道的鍛錬などしておらず、間合いも気にせず接近してきます。
しかるに、相手が自分の手が届く距離に来たならば、ペンで思いきり顔面を刺すように打つのです。
眼・鼻・口のTゾーンあたりを、狙わずに打ち込んでください。
狙うと時間がかかります。大丈夫です。上記部位及びその周辺は、どこにあたっても相当効きめがあります。
また、決してペンを振りかぶったらいけません。相手にその動作に対する対処の時間を与えてしまうことになります。
だらりと下げた腕に軽くペンを持って、その位置から(下からになりますね)そのまま上に突き上げるのです。
躊躇してはいけません。とにかく思いっきり突き刺すのです。できればノーモーションで。
そして、突き刺したら、相手のダメージを確認する必要はありません。とにかく、ひたすら逃げること、大声を出すこと、人通りのある場所や安全な場所に移動し助けを求めることです。
そして、警察に連絡しましょう。あった出来事をすべてお話しましょう。
……
治安の良い日本にあっても、悪い人間はいます。
悪い人間からの急迫不正の侵害に対して自分や大切な人を守るためにやむを得ずした行為(今回のような状況ならば十分に必要性・相当性があります)は「正当防衛」なります。
いわれのない暴力に対して、普段から普通に携帯しているボールペン等で我が身を守る術を、扱い方は簡単ですので身につけておいてはいかがでしょうか。
押忍
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