支部長雑感

ミネルバの梟は黄昏に飛び立つ

2021年01月25日

どんな分野でも行動が先であり、理屈は後から付いてくるものです。
空手においても、とにかく稽古を続けることで分かってくることが多いと思います。
したがって、指導者が自身の長年の稽古を通じて得た理屈や理論を、道場において初学者や後進に教えても、それほどの理解はしてもらえないと思います。


稽古を続けると、
身体が覚える。
身体が自然に動くようになる。
身体が自在に動くようになる。
意識を掛けなくても身体が自在に動くようになる。

相対的には、
相手への恐怖が消える。
相手が誰であろうが構わなくなる。
相手が見えなくなる。
相手がいなくなる。

とどのつまりは
「明鏡止水」
に至ります。

そして、その段階になると、理屈はその人にとって自明のものであり、他人にはそれが理解できないレベルのものになっていると思います。

でも、それで良いのです。
悦に入って、その獲得した理論をにやにやしながら一人で眺めれば良いくらいなものではないでしょうか。
しかし、その理論というものは、おそろしく価値のあるものに違いありません。

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