支部長雑感

礼節

2021年07月24日

空手等、日本の文化でもある武道を学んだ者ならば、身につけておいて然るべきものに礼節があります。

たとえば、目上の方、尊重すべき立場の方がおられる前では、
一、なるべく姿勢を崩さない
一、相手が立たれれば、すぐさま合わせて自らも立つ
一、相手が座っておられれば、お話する際に目線の高さを合わせる
一、目の前を横切らない
一、頂きものがある場合には、両手で頂く
などなど

もちろん、これは同輩後輩に対しても同様です。


礼節、すなわち相手に対する尊敬の心、尊重の姿勢は、至極当たり前のことでありますし、これらの所作に労力はいらないのですから、気をつけるべき行事が仮に長時間に亙るものであっても、これら礼節は、自らの信条、生き方、意地、生き様等々、表現はいろいろだとは思いますが、表情にも出さず平然とこなさないと、なんの為に今までプライドを持って生きてきたのか分からなくなります。
今回申したことの中に、まさに日本人のアイデンティティーそのものがあると思います。

押忍