2013年08月31日
山内文孝前支部長に、初めて芦原会館の夏合宿に連れていって
頂いたのは、1988年でした。
山内前支部長(以下、支部長とします)と道場生5人で行きました。
熊本からは、なかなか遠くて、車で大分県臼杵港へ行き、そこから
フェリーで八幡浜港に着いて、再び陸路、松山市を通過して合宿先
の北条市「北条スポーツセンター」に向かうのです。
夜2時頃熊本を出発し、明け方に八幡浜に着きます。北条に着く
のは昼になります。
かなり疲れます。
しかし、途中で、芦原空手発祥の地「八幡浜道場」に入らせて
頂き、稽古をさせて頂いたのは、とても有難い経験でした。
その日は、抜けるような青空でした。暑かったです。
北条スポーツセンターは良い施設でした。この年も、全国から
会員が約300名も集まり熱気がすごかったです。
合宿は、それぞれ決められた班に配されて、班ごとに行動します。
私たちもそれぞれに班に配されました。
お昼に着いたので、すぐに昼食の時間でした。先代館長と支部長は
他の幹部の方々と一緒に同じテーブルを囲んで食事をされて
いました。
私たちは当然別テーブルです。しかし、私たちは、館長と支部長の
間柄を見るにつけて、ちょっと嬉しく誇らしい気分でした。
昼の稽古は、体育館から始まりました。
300名が一堂に会して、先代館長のご指示の下稽古を行います。
きれいに整列している道場生の前には、錚々(そうそう)たる
指導員の方々が立たれて模範の動きをされます。
まず、基本稽古からでした。
基本が始まって間もなく、メガホン片手の先代館長の怒号が響き
ました。
「こォらー、やまうちぃー!
だらだら基本をするんじゃないーっ!」と。
………
支部長にしてみれば、大勢の道場生の前で怒られて、お恥ずかし
かったと思います。
しかし、後ろの方で聞いていた私は、先ほどの昼食時間のこととも
相俟って、とても良い印象を受けたのです。
古くから館長のご指導や薫陶を受け、実力をつけられ支部長・師範
代となられても、また、どんなに年齢を重ねても、館長と支部長と
いう関係ではなく、「一師匠と一弟子」に変わりはないのだなぁ、
と感じたのです。
ほほえましさをも感じました。
普段の九州北地区の昇級審査でも、審査される先代館長の隣には
いつも支部長が立っておられ、先代館長は審査の最中に、よく
「……をどう思う、山内ぃ!」とか「……だよな、山内ぃ!」など
と支部長に話しかけておられました。それに対して、支部長は
「押忍!」「押忍!」と返事をされていました(それしか言え
なかったとも云えますが…)。
私も長年、支部長にご指導を頂いていましたが、いつも必ず
支部長は「先生は(先代館長のことです)…こう動かれる」や
「先生は…こうおっしゃる」というお話をされていました。
先代館長がお亡くなりになってからも、それは全く変わらない
ものでした。
本当に、支部長は先代館長を尊敬しておられました。
支部長は、昨年7月鬼籍に入られました。59歳でした。
押忍
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