支部長雑感

相撲

2013年10月21日

私は、相撲が大好きです。
小学校5、6年のころ大好きになりました。
低学年の頃は、父が観ていたのを何気なく見ていただけでした。
しかし、当時昭和48~49年頃、三役あたりに定着されていた魁傑関(放駒親方・日本相撲協会前理事長)の大ファンになり、相撲に夢中になりました。
その後、魁傑関は大関になられました。

さて、長い間相撲を見ているうちに、強い力士の取り口には、非常に大雑把ですが、アスリート的な相撲と武道的な相撲の2種類があると考えるようになりました。
全く勝手な解釈です。違和感を覚えられたら申し訳ありません。

アスリート的相撲とは、自身の持つ素晴らしい運動神経を駆使し、縦横無尽に相手を翻弄するような力士の相撲のことです。代表的力士として、千代の富士関と朝青龍関を挙げたいと思います。
スピードと力が、他の力士より飛び抜けて優れており、相手の力士のアドバンテージと言えば体重しかないような状況であります。もちろん、精神的な力も相手を圧倒していたと思います。

武道的相撲とは、文字通り、己の身体を武道的に働かせて勝ちを得ていく力士の相撲のことです。代表的力士として、二代目貴乃花関と白鵬関を挙げたいと思います。
肉体的には、お二人とも相撲界の平均的体格でありながら、他の力士との間に、強さにおいて非常な開きを感じさせてくれました。

空手を修行する者として、やはり武道的な相撲に魅力を感じます。
「脱力」
まず、貴乃花関、白鵬関に共通するものとして立ち合いがあります。普通の力士は、立ち合いにおいて最大の効果を発揮するため、思い切り力を込めます。そして、ぶつかります。しかし、両者はぶつかる瞬間は脱力をしている感じを受けます。武道で言うところの脱力を体得されているのでは、と思っております。脱力することにより、力を込めてぶつかる相手を上回る更なる圧力を与えることが出来るのだと思います。取り組みを見ながら、いつも感心して見ておりました。
貴乃花関は、当時は大型ハワイ勢が相撲界を席巻しており、曙関や武蔵丸関などの圧力をまともに受けても、そこから勝ちにつなげる実力をもっておられました。
白鵬関も然りです。

よく言われることに、「寝ている子は重い」というのがありますね。抱っこしていても起きている時には軽かったのに、寝た途端、小さい子供でも重く感じられるのです。わかりやすい例だと思います。

「体軸の安定さからの、ゆったりした動き」
そして、両者の取り組み中の動きは、何故かゆったりに見えます。それは体軸がどうしようもないくらいしっかりしているので、手足が体軸に忠実に従っていて勝手な動きをしないので、そのように見えるのだと思います。
実は、手足がバラバラな動きほど、迫力ある戦い方に見えてしまうのです。
もちろん、傍から見ればゆっくりに見えるものでも、戦っている相手にとっては、両者の流れるような動きのせいで、気付いたときには自分が圧倒的に不利な状況になってしまっていたことになるのでしょう。

両者の、その大きなお尻をみるにつけ、日頃の鍛練、なかでも地味な基本稽古に非常に力を入れていることが伺えると思います。

現在では、相撲部屋にもウェートトレーニング器具が備えられていて、力士も熱心に取り組んでいると聞きます。
しかし、四股や鉄砲、すり足、ぶつかり稽古など昔から存在する基本稽古ほど重要なものはないのではないでしょうか。
貴乃花関や白鵬関の身体や動きを見るにつけ、そう思います。

結局、「基本稽古」に行きつくんかい!と言われそうですね。
                           押忍

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