2014年04月08日
1980年代の終わりの頃だったと思いますが、山内文孝前支部長(以下、支部長とします)のお供で、当時玖珠支部長だったT先輩の作られた常設道場の道場開きに行きました。
大分県の玖珠町に向かいます。
熊本支部での稽古と違い、支部長もにこやかに色々お話をされながら玖珠町に向かって車を走らせました。
到着しました。
広くて立派な道場でした。
道場開きは、ご挨拶や演武などがありました。大勢の来賓の方々で賑わっていました。
その後、その新道場内で祝宴となりました。
祝宴は、道場の床に膳が並び、その前に座る形で行われました。
支部長と私も、その宴席に席を頂いて座りました。
宴も進み、T先輩が私たちのところにご挨拶に来られました。
T先輩 「山内先輩、本日はありがとうございました。」
とお礼を述べられました。
支部長と私は、T先輩のご挨拶を受けるのに際し、正座しておりました。
支部長 「おめでとうございます。立派な道場ですね。」
T先輩 「ありがとうございます。」
「あ、どうぞ、足をお崩しください。」
支部長 「ありがとうございます。」
と言われて、支部長は正座を崩されました。
同じく端座していた私もそれに合わせて足を崩そうとしました。
すると、
支部長 (横目で私を見ながら)「お前はダメだ。」
とおっしゃいました。
私 (あわてて)「押忍!」
と言って、崩しかけた足を正座に戻しました。
その後も私は、祝宴が続く間正座を続けました。
なんという事のない出来事でしたが、こと礼節に関して、この時の支部長の「お前はダメだ。」の言葉は、私の一生の宝になりました。
この日のこの事は、その後のいろいろな集まりに参加した際の自分の立場をいつもわきまえるための訓練をさせて頂いたものと思っています。
……
考えが窮屈だ、楽しむときは楽しんで良いじゃないか、
というお考えもあると思います。
そのとおりです。
しかし、空手の基本と同様で、自由は無制約の中にあるのではなく、自由を楽しむことのできる社会ならば尚のこと、人と人とが仲良く暮らせる法則に従ってこそ本当の自由があると思っております。
またまた固い話になり申し訳ありません。
押忍
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