2020年11月03日
エドワード・ヴァン・ヘイレンさんが亡くなりました。
バンドのデビュー作、邦題「炎の導火線」が1978年初頭に出たとき、すぐにお店にアルバムを買いに行きました。日本でもすごい評判でした。
家に帰り、アルバムに針を落とした瞬間、圧倒されました。それは10代半ばの子供にも分かるものでした。
そうです。
素晴らしいディストーション・サウンドでした。まるで歪みの「粒立ちに触れる」といった表現が当てはまるような素晴らしい音でした。その後のギターサウンドのスタンダードになりました。
20代前半の若者がロックの世界を変えたのです。
また、デビュー当初、彼のオリジナル奏法「ライトハンド」(現在はタッピングと云われていて、誰もが使っています)は、誰もどのように弾いているのかわかりませんでした。
それは世界中で評判になりました。
プロのミュージシャンも「あれはシンセサイザーではないのか」とか「裏にもう一人いて弾いているんじゃないか」とか頭をひねっていました。
デビュー前のライブでは、エディはライトハンドを使うときは聴衆に背中を向けて、手元が見えないように弾いていたそうです。
その後、彼のこのオリジナル奏法が世に知れ渡ると、世界中のギタリストがこのテクニックを身につけるための練習に明け暮れました。
私は熱狂的なまでのヴァン・ヘイレンのファンではありませんでしたが、好きな曲もたくさんあり、またそのサウンドや奏法は後々までとてもしびれました。
そして、彼の笑顔は何とも言えない良い表情でした。
ご冥福をお祈りいたします。
押忍
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