2022年01月27日
昨年12月、館長に、熊本支部の道場生2名を推薦しまして、同支部指導員に任命していただきました。
熊本支部開設以来、初めての指導員となります。
近々、このホームページの「熊本支部紹介」のところに、この2名を指導員として載せようと思っております。
この2人は、入門以来ほとんど休むことなく稽古を続けて初段をいただき、その後も、黒帯をもらったことに甘んじず休まず道場に通い続け、そして二段をいただくところまできました。
実力、人格ともに確かであります。
私は、稽古指導において心がけていることの一つに「公正、公平、えこひいきをしない」というのがあります。常にこの気持ちでもって道場生と向き合っているつもりです。
そして、長年指導を続けていて思うことは、道場生は空手や武道に対してそれぞれに思いがあり、それは共通したものではないということです。
「強くなりたい」「精神を鍛えたい」「イジメに負けたくない」「運動不足を解消したい」「アイツをやっつけたい」「親に言われて渋々」などなど、様々だと思います。
それらの思いに応えるのには、一つだけの基準で人を見ないということです。
今回、指導員に任命された者たちにも、この考え方を理解して、道場生の指導に当たってほしいと願っています。
己の信念と相容れない他人の思いをどのように理解し対処するのか、常に人生においては、その課題が課せられます。
他人が自由であるときに自分は苦痛に縛られる、そのような時や事柄が必ず訪れます。
これも修行であると思います。
押忍
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