2024年09月29日
9月という月が好きです。
秋の到来、澄んだ空気、高い空、美味しい食べ物、新学期などなど。
また、生まれ月ということもあり、何かを始めたり、決心をするのに9月という月をよく選んでいました。
今日は、その一つの例を。
私は若い頃、タバコが大好きでした。いつから吸い始めたかは聞かないでください(苦笑)。1日50本ほど吸っていました。かなりのヘビースモーカーだったと思います。時期としては最初の大学に在籍していた頃でした。
22歳になろうかという頃、近い将来、憧れていた芦原空手をやるんだという決意をしました。そのためには、タバコを止めなければとも思いました。
そして、その誕生月の9月になりました。
私は、9月1日、禁煙を始めました。
やり方として、
①周囲に禁煙を宣言する。
②徐々にではなく、スパッと止める。
③代替品を用いる。
でした。
早速、家族や友人、知人に「僕は禁煙します!」と高らかに?宣言しました。周囲からは、できるわけないとの空気が漂っていました。「お前にできるわけない」と直接言ってきた友人もいました。
やはり、禁煙は当然ながら簡単ではありませんでした。
なにしろタバコが吸いたくてしかたない、また、喫煙という動作にかかる時間がなくなり、その間に何をすればいいのかという空いた時間を持て余しました。
始めた1日目は簡単に過ぎましたが、2日目からは地獄の始まりでした(やり方②の副作用が始まる)。
とにかく、タバコが吸いたい、吸いたい、吸いたい、頭の中がこれでいっぱいになってしましました。
しかし、やり方①により、周りに公言した手前、簡単にはやめられません。はずかしいのです。
これは効果的でした。
なんとか我慢を続けることができました。
今でもはっきり覚えていることに、その頃に見た夢があります。
それこそ、大げさでなく毎夜毎夜、夢の中で私はタバコをすっているのです。
それも煙も匂いも味もするのです。滅茶苦茶リアルでした。
その証拠として、毎朝、起きると「しまった!タバコを吸ってしまった~」とベッドの上で頭を抱えるのが日課になりました。そして、よくよく考えて吸っていないのが確認できてホッとするのが、これも作業になっていました。
日中においては、大きなドロップ缶を購入してアメを舐めまくりました(やり方③)。1ヶ月で2缶消費しました。
それでも我慢できなくなると、パチンコ店(当時のパチンコ店内はタバコの煙がすごかった)に飛び込み、店内で深呼吸をするのです。いくらかは体内にニコチンが入って安息の気持ちになることができました(これも③?)。これは他人から見るとすごく変ですね。
そのような気持ち、行動を続けて1ヶ月が過ぎた頃には、心も安定してきて、それほどタバコを欲することがなくなっていきました。2ヶ月経つと、タバコを吸いたいという気持ちはまったくなくなりました。
良かったです。
禁煙が成功して、身体の変化も起こりました。
まず、とにかく食べ物が美味しいことです。何を食べても美味い!と感じました。
息切れがなくなりました。
イライラすることがなくなりました。
良いことづくめでした。
今年の9月で、禁煙して丸40年になりました。
決心したことを始めるのに、勝手な解釈とはいえ、好きな月や日にちを選ぶことにはとても意味があり、また成功率も高いのではないかと思います。
押忍
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