2013年09月30日
山内文孝前支部長が稽古指導で、よくおっしゃっていたことに「自分の一秒と相手の一秒は違うんだぞ」というのがありました。
「相手が攻撃して自分が受ける、自分が攻撃して相手が受ける」を延々繰り返すのは、実力が同じということもありますが、お互いが持っている時間の長さが同じだとも言えます。
もし、自分の感じる一秒が、相手の一秒よりもはるかに長い時間の感覚であったのならば、例えば相手が突きを放った場合に、相手にしてみれば速い突きを繰り出しているにも拘らず、自分にとってはゆっくりした突きに見える、ということです。
では、どのようにしたら、自分と相手の時間の感覚に差をつけることができるのでしょうか。
思いますに、過去何度も強調していますが芦原会館の基本稽古を十分に積み重ねることで、体軸感覚の強化、上体と下半身の連動、初動のスピードアップ、居つきの防止など、空手武道に必要な感覚の修得が出来るのではないでしょうか。
芦原会館の基本は、腰をしっかり回します。最初は少々きついかもしれませんが効果は抜群です。
基本稽古でそんなに効果があるのか、とお思いの方もいらっしゃるとは思います。それは、基本稽古をどのように行うかで効果の有無も変わってくると思います。
先代館長は、基本稽古を非常に重視しておられました。
例えば、先代館長の手裏剣投げを映像で拝見するにつけ、館長の動きの中に、いかに基本稽古でしっかりとした土台を作っておられたかが感ぜられます。その実体験を踏まえられ、基本重視のご指導をされていたと拝察いたします。
日頃の稽古、特に基本稽古を手抜きせず、長期間かけてしっかりみっちり行うことにより、空手に必要な感覚が確実に身に付きます。それは、決して一朝一夕では他人に真似できないものだと確信しております。
武道の世界に魔法はありません。しかし、「他人には無く、自分にはある」技術や感覚は絶対あります。私も、そう信じて稽古を続けております。
その先に、「自分の一秒と相手の一秒」の違いが少しずつ現れていくのではないでしょうか。
押忍
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