2021年04月22日
今回は、ご報告的なお話になってしまっております。
芦原会館九州北地区の昇級昇段審査は、毎回福岡市の体育施設で行われています。そして、福岡支部長をはじめとする福岡支部の方々が審査開催の準備をされます。
昨年は、コロナ感染状況の悪化により一度も審査が行われませんでした。
道場生の日頃の稽古の成果を発揮する場所が無いというのはとてもつらいことでありました。
今年は、昨年の辛さや無念さもあり、私もたいしてお役に立てないけれどお手伝いをして、なんとしても、この4月の審査は開催しようと思っておりました。
審査は、コロナのこともあり、少年部と一般部の時間を分けて2部制にすることにしました。また、会場の広さを考えて、道場生の付添いや保護者の方の審査会場への立ち入りを遠慮していただくことに決め、入り口で体温測定するための非接触型の体温計などを準備しました。
総本部職員の方にも相談して、審査を受ける人と人との間隔なども指示をいただきました。
これらのことを福岡支部の方々と準備して、このような体制ならば審査ができると思いました。
そして、3月になり、各支部に審査案内の葉書が届きました。
私も、熊本支部の受審可能な道場生に案内を済ませました。
ところが、3月後半、そして4月に入り、全国のコロナの感染状況が悪化し始めました。
もう、審査まであまり時間がありません。
そんな最中、愛媛県下でクラスター等感染者が急増し、それを受け愛媛県が県民へ、県外への渡航を遠慮してくださいとの要請を出しました。その結果、館長が福岡に来られなくなりました。
館長が審査に来られないというのは非常に残念なことではありますが、そのような状況においては、昨年からその地区の師範代の方が審査を代行できるようなシステムになっておりましたので、この点は心配ありませんでした。もちろん、九州北地区にも師範代の方がおられます。
しかし、更に悪いことに、審査会場となっている体育施設から福岡支部長へ連絡があり、利用予定日の当日の朝でも、感染状況次第では施設の利用を中止する連絡をするかもしれませんと伝えられたとのことでした。
このことを福岡支部長からお聞きしたときは、さすがにガッカリしまして、これでは審査開催は無理なのではありませんかとお伝えしました。
そして、支部長は中止の決断をされ、各方面へ中止のご連絡をされました。
このようなことがあり、九州北地区の各支部の方々にはご迷惑をおかけしました。
今年の春の審査もビデオ審査となりました。支部毎に道場でビデオを撮り、それを総本部送り、館長に審査していただくのです。
世の中、いろいろあります。
こんなことで負けてはいけないと思いつつ、今回のことは残念で仕方ありませんでした。
次は8月が審査の予定です。
今度こそ、道場生の皆さんと集まることができた上での昇級昇段審査になればと願っております。
押忍
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